2008年 12月 02日
政府のちゃっかり屋 |
現在、上級国家公務員がやらかしていることは、職務上の略奪行為であると公然と呼ぶべきである。1人は環境保護副大臣、もう1人はEUの農業補助金関連機関の長、この2人が簡単な方法で「ささやかな」給料に追加の収入を得ることにした。簡単な方法というのは、2人がそうした工作を可能にする情報を直接得ることができる立場にいるからだ。
つまり自分たちの地位のおかげで彼らは、どの農地がEUの活動NATURA 2000に含まれているのか、EUの補助金が20%高いのはどこかを知っていたのだ。また、どんな作物だといちばん高い金額が得られるのか、どんな作物だと何もせずにお金を得ることができるのかも知っていた。また、農業事務所がどこで土地を競売に掛けるのかも知っていた。
レチ郡(ポモルスキエ県)は約600ヘクタールの土地の競争入札を行った。購入者の条件は、レチ郡または隣接した郡に住民登録がある農民で、少なくとも土地1ヘクタールを所有、または借りていることだった。2人の政府の役人は突然農民になった。副大臣のトシェチャク氏は突如ワルシャワではなくホシュチュノ郡の住民であったことが判明し、そこで1ヘクタールを借りていて、農民として競争入札に参加した。ドーネ委員長も同様だが、彼はもともとそちらの地域の出身だった(しかしワルシャワに住んでいたのだが)。
もちろん「マルシャウコフスカ [ワルシャワ中心街] から来た農民」(郡の本当の住民が彼らをこう名付けた)が入札に勝ち、土地を購入。トシェチャクは200ヘクタール以上、ドーネは約150ヘクタール買った。トシェチャクは土地の購入に銀行から150万ズウォティ以上の融資さえ受けた。すでに1回目のローンを返済しているが、次回分をどうやって返済するのかは気にしていない。なぜか?
なぜなら彼はしかるべき情報を持っているので、自分の休耕地に胡桃の木を植えたのだ。EUはそうした作物に対して最も高額の補助金を支払う。NATURA 2000プログラムに含まれている土地にはさらに支払ってくれる。トシェチャクとドーネの畑はまさにそうした土地なのだ。毎年トシェチャク氏は約20万ズウォティを、ドーネ氏は約18万ズウォティを懐に入れる。胡桃が実をつけるのは植えてから8年後なので、8年間は何もする必要がない。ただお札をかき集めていればよいのだ。
小麦やビートや牛などの自分の農場を広げたかった地元農民は、受取証を持って競争入札から立ち去った。金の詰まったスーツケースと情報と党員や役人のコネを自由に使える立場にある「マルシャウコフスカから来た農民」と戦って、彼らが勝てる見込みはなかった。すべては昨日のテレビ番組『Superwizjer (スーペルヴィズィエル=スーパーファインダー)』で暴露されたが、番組の女性司会者が述べたように、この2人はきっと地位を失わないだろう。なぜなら法に照らしてみると罪を犯しているわけではないからだ。だが彼らは多くの非倫理的な行為を犯し、みずからの金に飢えた本性を現し、彼らが本当に必要としているものをあらわにしたのだから、その罪だけでもう、その面ぶん殴られてあらゆる職務から放り出されるべきなのだ。
つまり自分たちの地位のおかげで彼らは、どの農地がEUの活動NATURA 2000に含まれているのか、EUの補助金が20%高いのはどこかを知っていたのだ。また、どんな作物だといちばん高い金額が得られるのか、どんな作物だと何もせずにお金を得ることができるのかも知っていた。また、農業事務所がどこで土地を競売に掛けるのかも知っていた。
レチ郡(ポモルスキエ県)は約600ヘクタールの土地の競争入札を行った。購入者の条件は、レチ郡または隣接した郡に住民登録がある農民で、少なくとも土地1ヘクタールを所有、または借りていることだった。2人の政府の役人は突然農民になった。副大臣のトシェチャク氏は突如ワルシャワではなくホシュチュノ郡の住民であったことが判明し、そこで1ヘクタールを借りていて、農民として競争入札に参加した。ドーネ委員長も同様だが、彼はもともとそちらの地域の出身だった(しかしワルシャワに住んでいたのだが)。
もちろん「マルシャウコフスカ [ワルシャワ中心街] から来た農民」(郡の本当の住民が彼らをこう名付けた)が入札に勝ち、土地を購入。トシェチャクは200ヘクタール以上、ドーネは約150ヘクタール買った。トシェチャクは土地の購入に銀行から150万ズウォティ以上の融資さえ受けた。すでに1回目のローンを返済しているが、次回分をどうやって返済するのかは気にしていない。なぜか?
なぜなら彼はしかるべき情報を持っているので、自分の休耕地に胡桃の木を植えたのだ。EUはそうした作物に対して最も高額の補助金を支払う。NATURA 2000プログラムに含まれている土地にはさらに支払ってくれる。トシェチャクとドーネの畑はまさにそうした土地なのだ。毎年トシェチャク氏は約20万ズウォティを、ドーネ氏は約18万ズウォティを懐に入れる。胡桃が実をつけるのは植えてから8年後なので、8年間は何もする必要がない。ただお札をかき集めていればよいのだ。
小麦やビートや牛などの自分の農場を広げたかった地元農民は、受取証を持って競争入札から立ち去った。金の詰まったスーツケースと情報と党員や役人のコネを自由に使える立場にある「マルシャウコフスカから来た農民」と戦って、彼らが勝てる見込みはなかった。すべては昨日のテレビ番組『Superwizjer (スーペルヴィズィエル=スーパーファインダー)』で暴露されたが、番組の女性司会者が述べたように、この2人はきっと地位を失わないだろう。なぜなら法に照らしてみると罪を犯しているわけではないからだ。だが彼らは多くの非倫理的な行為を犯し、みずからの金に飢えた本性を現し、彼らが本当に必要としているものをあらわにしたのだから、その罪だけでもう、その面ぶん殴られてあらゆる職務から放り出されるべきなのだ。
by nagamimi_2
| 2008-12-02 20:00