2008年 12月 01日
ポズナン大掃除、ぼったくり価格 |
今日ポズナンで始まる気候サミットに、世界約150の国々から大統領、首相、環境相らがやってくる。会議最終の12日11、12日には、ターミネーター、つまりアーノルド・シュワルツェネッガー・カリフォルニア州知事や、アメリカの元副大統領で、地球温暖化との戦いでノーベル賞を受賞したアル・ゴアの参加が予告されている。
これに関連してポズナンではぎりぎりまで町の大掃除と化粧直しが続いている。昨日のニュースではポズナン市内の道路補修の様子を紹介していた。まったくいまいましい。だってこのことからすると、地元民は長年、道の穴ぼこで車のサスペンションが壊れかねないのに、外国のお客さんが来ることになってからようやく穴の補修を始めるのだ。こういうときにはお金もやる気も突如現実化する。だが、普段は穴くらいあってもいいさ、なのだ。
このことは少々PRL[ポーランド人民共和国]時代を思い起こさせる。当時、軍隊にどこかの将軍か大臣が到着する前、兵士たちは兵舎前のアスファルト道路に靴墨を塗れ、草はもっと緑に見えるよう緑色に塗れと命令された。これは冗談ではない。兵役を終えた友人たちから一度ならずこうした話を聞いたことがある。いまは冬だからポズナンでは草は塗らないかもしれない。とはいえわかりゃしないぞ。だってまだ雪はないし、草は少々色あせているから。
共産主義政権崩壊後、PKP[ポーランド国鉄]は複数の民営会社に分割された。なかんずく、インターシティとPKP地域輸送である。いままた新たな変化が起きた。インターシティが地域輸送からすべての急行列車を引き取るのだ。仮に、元は1社だったこの2社が、互いに切符代を精算するといった単純な問題で折り合いがつかないということが事実でなければ、わざわざコメントする価値はなかっただろう。
そのせいで乗客はいつものように懐に打撃を受けることになる。なぜなら片方の切符はもう片方では無効だからだ。そのためこれまでよりも10-15%運賃が高くなる。ぼったくり連中にとって値上げの理由はなんでもいいのだ。燃料費や電気代の高騰でなければ、切符問題での意見の不一致とくる。折り合いがつかないだって? そんなこと何でもない、そのぶん乗客が払うよ。で、鉄道員は余計に稼ぐわけだ。これを俺はポーランドの合法的財政ぼったくりと呼ぶ。
これに関連してポズナンではぎりぎりまで町の大掃除と化粧直しが続いている。昨日のニュースではポズナン市内の道路補修の様子を紹介していた。まったくいまいましい。だってこのことからすると、地元民は長年、道の穴ぼこで車のサスペンションが壊れかねないのに、外国のお客さんが来ることになってからようやく穴の補修を始めるのだ。こういうときにはお金もやる気も突如現実化する。だが、普段は穴くらいあってもいいさ、なのだ。
このことは少々PRL[ポーランド人民共和国]時代を思い起こさせる。当時、軍隊にどこかの将軍か大臣が到着する前、兵士たちは兵舎前のアスファルト道路に靴墨を塗れ、草はもっと緑に見えるよう緑色に塗れと命令された。これは冗談ではない。兵役を終えた友人たちから一度ならずこうした話を聞いたことがある。いまは冬だからポズナンでは草は塗らないかもしれない。とはいえわかりゃしないぞ。だってまだ雪はないし、草は少々色あせているから。
共産主義政権崩壊後、PKP[ポーランド国鉄]は複数の民営会社に分割された。なかんずく、インターシティとPKP地域輸送である。いままた新たな変化が起きた。インターシティが地域輸送からすべての急行列車を引き取るのだ。仮に、元は1社だったこの2社が、互いに切符代を精算するといった単純な問題で折り合いがつかないということが事実でなければ、わざわざコメントする価値はなかっただろう。
そのせいで乗客はいつものように懐に打撃を受けることになる。なぜなら片方の切符はもう片方では無効だからだ。そのためこれまでよりも10-15%運賃が高くなる。ぼったくり連中にとって値上げの理由はなんでもいいのだ。燃料費や電気代の高騰でなければ、切符問題での意見の不一致とくる。折り合いがつかないだって? そんなこと何でもない、そのぶん乗客が払うよ。で、鉄道員は余計に稼ぐわけだ。これを俺はポーランドの合法的財政ぼったくりと呼ぶ。
by nagamimi_2
| 2008-12-01 20:00