2008年 11月 26日
気候とスピリトゥス |
テレビの天気図で海の影響により気温が安定する現象を見るのは初めてではない。このことは例えばメキシコ湾流の暖流が島々を暖めている英国の気候とはあまり関係がない。しかし小さなバルト海でさえ気温の差を小さくする。例えば昨夜シチェチンでは-2℃、クラクフは-4℃。その後昼間はこちらクラクフでは+3℃、シチェチンは-1℃だった。容易にわかることだが、南部では夜と昼の気温差が7度あったが、沿岸部ではわずかに1度である。
かつて日本で俺は我々の気候の基本的な違いは何なのかを理解した。なにしろ我々のところ[ポーランド]でも夏には35℃や40℃にさえなることがあるのに、ミカンや栗などの植物は育たない。なによりもまず冬が厳しいし、第二に湿度がずっと少ない、第三に例えば東京で昼間35℃あれば、夜は25℃だ。我々のところでは昼間は似たような気温でも、夜は10-15℃である。それも7月の場合。8月には夜はもっと涼しい。
我々の国ではときどき第二のPRL[ポーランド人民共和国]にいるような気がすることがある。政権のお次の莫迦げた行為は、田舎の小さなアルコール蒸留所を規則で苦しめていることである。その規則は、インターネットで個々の製品の登録を要求している。完璧なスピリトゥス―ウオツカ製造の原料―を作るこうした小規模な工場は、インターネット接続さえ無いことが多く、もしあったとしても、このポータルサイトは全体に混雑していてログインするのが難しい。こうした会社の多くは原料の製造をやめると予告しているから、大規模なウオツカ工場は高価なスピリトゥスを輸入しなければならなくなる。
伝統的にすばらしい品質(たぶん世界で一番)のスピリトゥスを製造するジャガイモの国で、この典型的なポーランドの特産品を輸入する必要が生じるとは、いったいどこに意味や論理があるのか? 某委員会がこの件に取り組むことになっている。いつものごとくこれには数年かかるだろうし、その間に小規模工場はつぶれ、外国のアルコール蒸留所は喜んで我々の金をかき集めるだろう。そして我々はより品質の悪い(より高価な)ウオツカを飲むことになるのだ。
かつて日本で俺は我々の気候の基本的な違いは何なのかを理解した。なにしろ我々のところ[ポーランド]でも夏には35℃や40℃にさえなることがあるのに、ミカンや栗などの植物は育たない。なによりもまず冬が厳しいし、第二に湿度がずっと少ない、第三に例えば東京で昼間35℃あれば、夜は25℃だ。我々のところでは昼間は似たような気温でも、夜は10-15℃である。それも7月の場合。8月には夜はもっと涼しい。
我々の国ではときどき第二のPRL[ポーランド人民共和国]にいるような気がすることがある。政権のお次の莫迦げた行為は、田舎の小さなアルコール蒸留所を規則で苦しめていることである。その規則は、インターネットで個々の製品の登録を要求している。完璧なスピリトゥス―ウオツカ製造の原料―を作るこうした小規模な工場は、インターネット接続さえ無いことが多く、もしあったとしても、このポータルサイトは全体に混雑していてログインするのが難しい。こうした会社の多くは原料の製造をやめると予告しているから、大規模なウオツカ工場は高価なスピリトゥスを輸入しなければならなくなる。
伝統的にすばらしい品質(たぶん世界で一番)のスピリトゥスを製造するジャガイモの国で、この典型的なポーランドの特産品を輸入する必要が生じるとは、いったいどこに意味や論理があるのか? 某委員会がこの件に取り組むことになっている。いつものごとくこれには数年かかるだろうし、その間に小規模工場はつぶれ、外国のアルコール蒸留所は喜んで我々の金をかき集めるだろう。そして我々はより品質の悪い(より高価な)ウオツカを飲むことになるのだ。
by nagamimi_2
| 2008-11-26 20:00