2008年 11月 10日
ツイてない国 |
国民の祝日の前日に我が国の不運について思いをはせている。というのも、例えば戦後ソ連の影響圏にあったというような数々の由々しき不運のほかに、独立記念日の日付けに関するような些細な不運もあるからだ。
共産主義政権時代、我々は自由世界とは正反対の極にいたとはいえ、「7月に祝う人たちのクラブ」に属していた。アメリカ合衆国は7月4日、フランスは7月14日に独立記念日を祝い、我々には似たような祝日が7月22日にあった。無論、この祝賀の根本は偽りで、歴史も虚偽のものだった。政府はソヴィエトと共産主義者によるポーランド征服を祝っていたのだが、一般の人々は野外で、普通のすてきなお祭りを楽しんでいたのである。その日はソーセージとビールがあったが、なぜか知らないがいつもの日にはそんなものは無かった。そうした催しにはおあつらえ向きの時期だったから、人々はいかなる政治的含意もなく喜んで楽しんだものだ。公式の祝賀式典は党員たち向けだった。
だがいまは? これは自由な国における本物の祝日とはいえ、それが1年のうちでいちばん嫌な月にあたることに、毎年俺は腹が立つ。寒くて、泥だらけで、風が強くて、雨が降る。こんな状況ではどんな祝祭も野外では行えず、我々の自由な祝日は、伝統的に不機嫌で、苦難に満ちて、憂鬱なものにならざるを得ない。これは我が国の不運である。
でもひょっとしたらだれかが、11月を念頭に置きつつ、祝賀の日付けだけ7月に戻すなんてことを考えつくかな?
共産主義政権時代、我々は自由世界とは正反対の極にいたとはいえ、「7月に祝う人たちのクラブ」に属していた。アメリカ合衆国は7月4日、フランスは7月14日に独立記念日を祝い、我々には似たような祝日が7月22日にあった。無論、この祝賀の根本は偽りで、歴史も虚偽のものだった。政府はソヴィエトと共産主義者によるポーランド征服を祝っていたのだが、一般の人々は野外で、普通のすてきなお祭りを楽しんでいたのである。その日はソーセージとビールがあったが、なぜか知らないがいつもの日にはそんなものは無かった。そうした催しにはおあつらえ向きの時期だったから、人々はいかなる政治的含意もなく喜んで楽しんだものだ。公式の祝賀式典は党員たち向けだった。
だがいまは? これは自由な国における本物の祝日とはいえ、それが1年のうちでいちばん嫌な月にあたることに、毎年俺は腹が立つ。寒くて、泥だらけで、風が強くて、雨が降る。こんな状況ではどんな祝祭も野外では行えず、我々の自由な祝日は、伝統的に不機嫌で、苦難に満ちて、憂鬱なものにならざるを得ない。これは我が国の不運である。
でもひょっとしたらだれかが、11月を念頭に置きつつ、祝賀の日付けだけ7月に戻すなんてことを考えつくかな?
by nagamimi_2
| 2008-11-10 20:00