2008年 07月 28日
ゴウォンプキ |
昨日Aと彼女が大好きなゴウォンプキ(ポーランド風ロールキャベツ)について話した。ときどきどこかのバルでそれを注文すると、たいていはトマトソースである。このバルのロールキャベツは最高級ではないが彼女はおいしいという。
しかし俺の母の生前に、家庭で作ったゴウォンプキと比較する機会があった。料理の印象についてはここに記さないが、思い出すべきは、そのとき我々が母とともに、実際は母の指揮の下にゴウォンプキを作ったということである。最初から最後まで母が我々のすべきことを指図し、できあがりまで見守っていた。
キャベツを丸ごと茹でてから、熱い葉をはずし、葉脈の太いところを削ぎとる。米を炊き、挽き肉を炒めて混ぜ、詰め物を作る。最後に葉で巻いて(重要な技)、トマトの4つ割りを置きながら鍋に並べる。これを弱火でぐつぐつ煮る。我々の満足はいかばかりだったか(それに母からほめられた)。試食したとき、ゴウォンプキが張り合わせたようにしっかり巻かれていて、それにもちろんとてもおいしかったのだ。
ここで麦入りのゴウォンプキについて言及したい。ずいぶん前からポーランドでは、少なくともクラクフでは、ゴウォンプキといえば米入りのみである。俺が憶えているのは、かつてはあちこちで麦入りのゴウォンプキが出されていたということだ。例えばクラクフ郊外の飲食店で。しかしそれだけではない。遠い昔、タンデタ(クラクフ市内にある雑貨市場)がコビェジンに向かう道の途中にあった頃、そこにバケツを持ったとある御仁が通っていた。そのバケツの中には1つ5ズウォティの熱いゴウォンプキが入っていた。いつだったか1つ食べてみたくなったことがあったが、ちょうど終わりかけで、もう熱くはなかった。けれどもその味は今日まで忘れない。あれからほぼ40年が過ぎた。
しかし俺の母の生前に、家庭で作ったゴウォンプキと比較する機会があった。料理の印象についてはここに記さないが、思い出すべきは、そのとき我々が母とともに、実際は母の指揮の下にゴウォンプキを作ったということである。最初から最後まで母が我々のすべきことを指図し、できあがりまで見守っていた。
キャベツを丸ごと茹でてから、熱い葉をはずし、葉脈の太いところを削ぎとる。米を炊き、挽き肉を炒めて混ぜ、詰め物を作る。最後に葉で巻いて(重要な技)、トマトの4つ割りを置きながら鍋に並べる。これを弱火でぐつぐつ煮る。我々の満足はいかばかりだったか(それに母からほめられた)。試食したとき、ゴウォンプキが張り合わせたようにしっかり巻かれていて、それにもちろんとてもおいしかったのだ。
ここで麦入りのゴウォンプキについて言及したい。ずいぶん前からポーランドでは、少なくともクラクフでは、ゴウォンプキといえば米入りのみである。俺が憶えているのは、かつてはあちこちで麦入りのゴウォンプキが出されていたということだ。例えばクラクフ郊外の飲食店で。しかしそれだけではない。遠い昔、タンデタ(クラクフ市内にある雑貨市場)がコビェジンに向かう道の途中にあった頃、そこにバケツを持ったとある御仁が通っていた。そのバケツの中には1つ5ズウォティの熱いゴウォンプキが入っていた。いつだったか1つ食べてみたくなったことがあったが、ちょうど終わりかけで、もう熱くはなかった。けれどもその味は今日まで忘れない。あれからほぼ40年が過ぎた。
by nagamimi_2
| 2008-07-28 23:55