2008年 01月 25日
メール報告: 東側国境の問題 |
ここ数日、東側国境のきわめて困難な状況を報道している。ポーランドがシェンゲン協定に参加して以降、ウクライナ人にとって(ロシア人とベラルーシ人にとっても)悪い時代になった。これまでビザは無料、翻訳も要らないので、多数のウクライナ人が商売と密輸で生活していた。現在はビザに30ユーロ、いい方のビザには70ユーロも払わねばならず、そのうえポーランドの役人のせいで領事館前に恐ろしく長い行列ができている。そこではビザのマフィアも活動していて、金を払えば行列無しでビザを手に入れてくれる。しかしポーランドに来ていたのは「商売人」ばかりではなかった。毎年多くの本物の観光客がウクライナからザコパネに、たとえば1月の正教のクリスマスを過ごしに来ていたのだ。今年はウクライナ人観光客が少なく、グラレ [山岳民族] は嘆いている。ウクライナ人はいいお客さんだったからだ。
いま東側国境では新しい問題が起きている。まずウクライナの住民がシェンゲン協定に抗議して国境を封鎖したため、ウクライナの税関吏は仕事ができなくなった。今度はポーランドの税関吏が賃上げを要求し、国境検問所で働いているのは上司たちだけになった。その結果、東側国境では何日間もTIR [国際輸送大型トラック] が数キロの行列を作っている。国境を越えるのに数十時間も待たされ、昨日1人の運転手が亡くなり(おそらく心臓発作で)、その後2人目が亡くなった。今日はその行列で3人目の運転手が亡くなった。電気装置のショートが原因で車内で焼死したのだ。またしてもポーランド政府は汚点を残した。時間通りにしかるべき規則を適合させなかったのだ。(1/25午後)
いま東側国境では新しい問題が起きている。まずウクライナの住民がシェンゲン協定に抗議して国境を封鎖したため、ウクライナの税関吏は仕事ができなくなった。今度はポーランドの税関吏が賃上げを要求し、国境検問所で働いているのは上司たちだけになった。その結果、東側国境では何日間もTIR [国際輸送大型トラック] が数キロの行列を作っている。国境を越えるのに数十時間も待たされ、昨日1人の運転手が亡くなり(おそらく心臓発作で)、その後2人目が亡くなった。今日はその行列で3人目の運転手が亡くなった。電気装置のショートが原因で車内で焼死したのだ。またしてもポーランド政府は汚点を残した。時間通りにしかるべき規則を適合させなかったのだ。(1/25午後)
by nagamimi_2
| 2008-01-25 14:00