2012年 07月 21日
抜け目ない奴にご褒美 |
例の「録画テープ」事件後、シミェタンコ氏 Andrzej Śmietanko (政治家、元農業相)が食い物にしていた機関の気前の良さに驚いている。念のため何の話かというと、PSL(Polskie Stronnictwo Ludowe, ポーランド農民党)の2人(ウカシク Łukasik とセラフィン Serafin)の会話を誰かが録画し(誰かは不明)、その録画が公開されたのである→こちら。
そこでは農業省管轄下の複数の企業の会長・社長の横領・着服や縁故主義の問題が取り沙汰されていた。この事件の結果、農業省副大臣サヴィツキ Sawicki がその地位を失った(トゥスク首相の圧力で辞任した)。
いちばん取り沙汰されたのが穀物会社エレヴァル Elewarr の社長、のちに業務執行取締役となったシミェタンコ某だった。企業の社長が自分に報酬を与えることを制限する法の目をくぐり抜けるため、彼みずから社長の地位から執行取締役へと移った。そのうえ根拠のない「出張」で世界のあちこちを家族ぐるみで旅行していた、等々。
今日付け『ガゼタ・ヴィボルチャ Gazeta Wyborcza』紙を読んで驚きと怒りに駆られた。それによると、シミェタンコ氏は職も失ったのだが、そのかわり退職金200,000ズウォティ(約480万円!)を受け取るのだという。
かくて我が国では、抜け目ない奴や泥棒どもの「活動」にご褒美が与えられるのである。
そこでは農業省管轄下の複数の企業の会長・社長の横領・着服や縁故主義の問題が取り沙汰されていた。この事件の結果、農業省副大臣サヴィツキ Sawicki がその地位を失った(トゥスク首相の圧力で辞任した)。
いちばん取り沙汰されたのが穀物会社エレヴァル Elewarr の社長、のちに業務執行取締役となったシミェタンコ某だった。企業の社長が自分に報酬を与えることを制限する法の目をくぐり抜けるため、彼みずから社長の地位から執行取締役へと移った。そのうえ根拠のない「出張」で世界のあちこちを家族ぐるみで旅行していた、等々。
今日付け『ガゼタ・ヴィボルチャ Gazeta Wyborcza』紙を読んで驚きと怒りに駆られた。それによると、シミェタンコ氏は職も失ったのだが、そのかわり退職金200,000ズウォティ(約480万円!)を受け取るのだという。
かくて我が国では、抜け目ない奴や泥棒どもの「活動」にご褒美が与えられるのである。
by nagamimi_2
| 2012-07-21 23:30
| 日々