2012年 04月 19日
ポーランドの(スキャンダラスな)倹約 |
ここ数日メディアから聞こえてくるのは、(末期)がんにもっとも必要な薬が不足しているという不安なニュースだ。テレビには、なぜ自分たちが死を宣告されているのかわからず泣く人々が映っている。昨日から保健相は、薬品は(オーストリアから)輸送中であると請け合っている。これまた、うすのろどものポーランド式倹約の一例である。
つまり、保健省は倹約のために、ポーランド国内でこうした薬を製造するある外国メーカーに、より安い価格を提案した。その結果この会社が我が国における事業から一切手を引いたため、我々国民は突如苦境に陥り、患者数万人になすすべもない。
現在は非常措置、つまり、必要な調剤を急遽オーストリアから「直輸入」しているところで、これは通常輸送の数倍の費用が掛かる。こういうのがまさにポーランド式倹約なのだ。
第二に、昨日のポーランドがん専門医長の話によると、国内規模では数百万錠が必要なのに、いま「輸入中」の薬はわずか数万錠で、必要量に比べたら大海の一滴にすぎない、バカバカしいほどの少量だ。
この「倹約」は、我が国の賢き政府が高速道路A-2線をいかに安く建設するか策謀したときに似ている。「専門家ら」はいちばん安く建設してくれるのは中国人であるとお考えになった。その結果、中国の会社は契約を履行せず、掘り返した仕事を残したまま(ほったらかしにして)ポーランドから出ていってしまった。
かくてUEFA欧州選手権2012までに計画された高速道路建設は間に合わず、中国人がやらかした混乱の片づけ、建設終了と遅延には、かりに最初からポーランドかヨーロッパの会社にこの工事を発注していた場合の数倍のコストが納税者に負わされているのである。またしても我が国のプランニング「スペシャリストら」のおかげで我々は見事に節約したわけだ。
つまり、保健省は倹約のために、ポーランド国内でこうした薬を製造するある外国メーカーに、より安い価格を提案した。その結果この会社が我が国における事業から一切手を引いたため、我々国民は突如苦境に陥り、患者数万人になすすべもない。
現在は非常措置、つまり、必要な調剤を急遽オーストリアから「直輸入」しているところで、これは通常輸送の数倍の費用が掛かる。こういうのがまさにポーランド式倹約なのだ。
第二に、昨日のポーランドがん専門医長の話によると、国内規模では数百万錠が必要なのに、いま「輸入中」の薬はわずか数万錠で、必要量に比べたら大海の一滴にすぎない、バカバカしいほどの少量だ。
この「倹約」は、我が国の賢き政府が高速道路A-2線をいかに安く建設するか策謀したときに似ている。「専門家ら」はいちばん安く建設してくれるのは中国人であるとお考えになった。その結果、中国の会社は契約を履行せず、掘り返した仕事を残したまま(ほったらかしにして)ポーランドから出ていってしまった。
かくてUEFA欧州選手権2012までに計画された高速道路建設は間に合わず、中国人がやらかした混乱の片づけ、建設終了と遅延には、かりに最初からポーランドかヨーロッパの会社にこの工事を発注していた場合の数倍のコストが納税者に負わされているのである。またしても我が国のプランニング「スペシャリストら」のおかげで我々は見事に節約したわけだ。
by nagamimi_2
| 2012-04-19 23:57
| 日々