2011年 08月 22日
密告後のしゃっくり、熟考 |
先頃、ベラルーシの反体制活動家アレシ・ビャラツキ Aleś Bialacki のことを書いた。ポーランド国内の彼の銀行口座についてポーランド検事局が密告した結果、彼は刑務所送りになった。この密告の後、ベラルーシ検事局は個人所得隠匿で彼を起訴したが、この所得というのが弾圧された人々を救済するための組織ビャスナ Wiasna の資金だったことは明らかである。
このスキャンダルのあと、ポーランド最高検察庁国際協力部部長と例の密告に署名した女性副部長が、すでにその地位からはずれたが、恥は残った。検察官たちは、法とベラルーシとの協力協定(いわゆる法的補助)に則って活動しただけだと説明している。
直接手を下した犯人を辞めさせたいま、どんな莫迦がルカシェンコ体制とこんな協定を結んだのかを調査し、そいつ(ら)の面にも一発ガツンと喰らわせてやるべきじゃないかと俺は思う。たとえそれが外務大臣か法務大臣自身だとしても。おそらくいまそいつはその地位にいないのだろうが、そいつを明らかにして、そのバカげた行為を非難してしかるべきだ。もしも盲目の役人でなくまともな人間でありたいのならば、法律の条項だけで生きることはできないのだから。
かつて外国で活動していた反体制派、セヴェリン・ブルムシュタイン Seweryn Blumsztajn は、ポーランドの検察官たちの行為を(俺と同じように)「法律上のバカげた行為」と呼んでいる。彼は『ガゼタ・ヴィボルチャ』紙にこう書く。80年代はずっと、ポーランドの地下活動のために、フランスやアメリカの労働組合員から、ジョージ・ソロスやさまざまな組織からの資金をパリから送っていた。すべて現金で、すべて非合法で、非課税で。彼らはフランスの法を破った。ポーランドの法は言うまでもなく。しかし当時はだれも問題を法的観点から考えたりしなかった。だれも当時ポーランド人民共和国を正常な国家と見なしていなかったのと同様に。だから今日も私たちはベラルーシを正常な国家と見なすべきではない。
追記。ポーランド共和国首相と政府はベラルーシの人々にこのスキャンダルについて謝罪した。
このスキャンダルのあと、ポーランド最高検察庁国際協力部部長と例の密告に署名した女性副部長が、すでにその地位からはずれたが、恥は残った。検察官たちは、法とベラルーシとの協力協定(いわゆる法的補助)に則って活動しただけだと説明している。
直接手を下した犯人を辞めさせたいま、どんな莫迦がルカシェンコ体制とこんな協定を結んだのかを調査し、そいつ(ら)の面にも一発ガツンと喰らわせてやるべきじゃないかと俺は思う。たとえそれが外務大臣か法務大臣自身だとしても。おそらくいまそいつはその地位にいないのだろうが、そいつを明らかにして、そのバカげた行為を非難してしかるべきだ。もしも盲目の役人でなくまともな人間でありたいのならば、法律の条項だけで生きることはできないのだから。
かつて外国で活動していた反体制派、セヴェリン・ブルムシュタイン Seweryn Blumsztajn は、ポーランドの検察官たちの行為を(俺と同じように)「法律上のバカげた行為」と呼んでいる。彼は『ガゼタ・ヴィボルチャ』紙にこう書く。80年代はずっと、ポーランドの地下活動のために、フランスやアメリカの労働組合員から、ジョージ・ソロスやさまざまな組織からの資金をパリから送っていた。すべて現金で、すべて非合法で、非課税で。彼らはフランスの法を破った。ポーランドの法は言うまでもなく。しかし当時はだれも問題を法的観点から考えたりしなかった。だれも当時ポーランド人民共和国を正常な国家と見なしていなかったのと同様に。だから今日も私たちはベラルーシを正常な国家と見なすべきではない。
追記。ポーランド共和国首相と政府はベラルーシの人々にこのスキャンダルについて謝罪した。
by nagamimi_2
| 2011-08-22 23:55
| 日々