2011年 03月 22日
楽しいビゴス、悲しいビゴス |
昨日テレビで、いわき市小名浜の教区教会で働くポーランド人ドミニコ会士司祭を見た。いわき市は津波の被害がひどかった仙台から南に160kmのところである [いわき市も一部、津波の被害を受けている]。彼はできるかぎり被災した住民を助けており、必要な人たちに2度、ビゴス [キャベツとソーセージの煮込み] を作ったという。
俺も日本で2度ビゴスを作ったことがある。とある居酒屋で無償の手伝いをしていたときのことだ。同じ料理なのに、2つのビゴスはなんと違うのだろう、作った状況がなんと異なるのだろう。俺は楽しいときに、居酒屋の常連さんたちのために作った。俺のビゴスがあんまりおいしかったので、お客さんたちはおかわりを要求した。仕方なく、2週間後、店のメニューにはふたたび「ボグダンのビゴス」が載った。
チェスワフ・フォルィシ Czesław Foryś 神父は小名浜でこのビゴスを、おそらく目に涙を浮かべながら悲劇的なときに作ったのだ。新しい味を紹介するためにではなく、空腹な人に食事を与えるために。そう、この2つのビゴスはすごく違う。場所も、まったく異なる出来事の規模も。
俺も日本で2度ビゴスを作ったことがある。とある居酒屋で無償の手伝いをしていたときのことだ。同じ料理なのに、2つのビゴスはなんと違うのだろう、作った状況がなんと異なるのだろう。俺は楽しいときに、居酒屋の常連さんたちのために作った。俺のビゴスがあんまりおいしかったので、お客さんたちはおかわりを要求した。仕方なく、2週間後、店のメニューにはふたたび「ボグダンのビゴス」が載った。
チェスワフ・フォルィシ Czesław Foryś 神父は小名浜でこのビゴスを、おそらく目に涙を浮かべながら悲劇的なときに作ったのだ。新しい味を紹介するためにではなく、空腹な人に食事を与えるために。そう、この2つのビゴスはすごく違う。場所も、まったく異なる出来事の規模も。
by nagamimi_2
| 2011-03-22 23:55
| 日々