2010年 08月 02日
保守反動はミウォシュ年に反対 |
下院議長のもとに2011年をチェスワフ・ミウォシュ Czesław Miłosz 年に制定する決議案が届いた。2011年は6年前に亡くなったこの偉大な詩人の生誕100周年にあたる。
しかしながら、このノーベル文学賞受賞者に対してこのように敬意を払うことが気に入らない人たちもいる。その人々とはなかんずく、ラジオ・マルィヤ Radio Maryja と関わりのあるPiS(法と正義)の国会議員たちである。
彼らの主張によるとミウォシュは反ポーランド的作家だった。そして彼らは文脈から切り離したうえでミウォシュ作品の次のような連を引用する。「ポーランドの保守反動」、「私はポーランドを爆破するだろう」、「私はポーランド性に対してアレルギーがある」。
ミウォシュの言いたかったことはよくわかる。俺はこれを「ポーランド人根性」と呼んでいる。また、ミウォシュの反対者たちが何に激怒しているのかもよくわかる。なぜなら詩人はまさに彼らのような人々を軽蔑し、彼らのような人々を念頭に置いていたからである。
それはラジオ・マルィヤとその局長、リジク Rydzyk 神父を筆頭とする、典型的なポーランド保守反動の代表者たち、この遅れた国でも最大級の外国人嫌いで無知蒙昧な輩である。
ミウォシュ年は、リトアニア、アメリカ合衆国、フランス、中国、インド、イスラエル、ロシアなどの国々で祝われることになっている。ただ自国の同国人(無知蒙昧な輩)だけが不平不満を言い、世界中でこの国の恥をさらしている。相も変わらず。
追記。ミウォシュと同じことがムロージェク Mrożek (劇作家、小説家、漫画家)に対しても起こった。だからムロージェクは30年間の外国暮らし(最後はメキシコ)から帰国後わずか8年で早々とニースに引っ越してしまったのだ。
無論これはかなり簡略化した言い方だが、多かれ少なかれそういうことだったのだ。
しかしながら、このノーベル文学賞受賞者に対してこのように敬意を払うことが気に入らない人たちもいる。その人々とはなかんずく、ラジオ・マルィヤ Radio Maryja と関わりのあるPiS(法と正義)の国会議員たちである。
彼らの主張によるとミウォシュは反ポーランド的作家だった。そして彼らは文脈から切り離したうえでミウォシュ作品の次のような連を引用する。「ポーランドの保守反動」、「私はポーランドを爆破するだろう」、「私はポーランド性に対してアレルギーがある」。
ミウォシュの言いたかったことはよくわかる。俺はこれを「ポーランド人根性」と呼んでいる。また、ミウォシュの反対者たちが何に激怒しているのかもよくわかる。なぜなら詩人はまさに彼らのような人々を軽蔑し、彼らのような人々を念頭に置いていたからである。
それはラジオ・マルィヤとその局長、リジク Rydzyk 神父を筆頭とする、典型的なポーランド保守反動の代表者たち、この遅れた国でも最大級の外国人嫌いで無知蒙昧な輩である。
ミウォシュ年は、リトアニア、アメリカ合衆国、フランス、中国、インド、イスラエル、ロシアなどの国々で祝われることになっている。ただ自国の同国人(無知蒙昧な輩)だけが不平不満を言い、世界中でこの国の恥をさらしている。相も変わらず。
追記。ミウォシュと同じことがムロージェク Mrożek (劇作家、小説家、漫画家)に対しても起こった。だからムロージェクは30年間の外国暮らし(最後はメキシコ)から帰国後わずか8年で早々とニースに引っ越してしまったのだ。
無論これはかなり簡略化した言い方だが、多かれ少なかれそういうことだったのだ。
by nagamimi_2
| 2010-08-02 23:15
| 日々