2010年 05月 21日
悪夢の5月―ポーランド南部の洪水 |
4月下旬は平年と変わりなく暖かく晴れて、アジサイ(冬の寒さで凍えてしまった)やボタンやソラマメに1日おきに水やりをしていた。4月30日の夕方、水道水から塩素が蒸発するよう朝まで置いておくため、ジョウロに水を汲んだ。庭を持つようになってから初めてそんなことをした。ジョウロの水は今日まで浴室に置いたままだ。
なぜなら翌日、すなわち5月1日は土曜日で、「長い週末」が始まり、雨が降り出し、それからどしゃぶりになったからだ。そして昨日まで降り続けた。
2週間後、ポーランド南部はすでに洪水警戒状態になり、ついには全面的洪水になった。
ここ2、3日、自分はここプワシュフ Płaszow の片田舎の飛び地、つまり線路とノヴォフツカ通り ul. Nowohucka の間の空間に閉じ込められていた。
ノヴォフツカ通りは3日前ヴィスワ川の防波堤が切れて浸水した。その日は朝5時にドアをドンドンたたく音で起こされ、避難になるかもしれないとおどかされた。
近道の「非合法」トンネルは降り始めから通行不可能で、「合法」トンネル(線路の下を通る)はここ4日間通れない。水曜に「合法」トンネルを見に行ってみたが、トンネル内には高さ50cmくらい水が溜まっていた。
今日は念のためまた調べに行こうと思った。昨日からほとんど降っていないし、ポンプで水を汲み出したかも? 怠惰に打ち勝って出かけたことは報われた。トンネル内は濡れてはいたものの、普通に通り抜けることができる。
近所の店では相変わらず置いてない商品をトンネルの向こうの店で買うことができたし、とうとう通常通りプワシュフ駅に行き着くことができるとわかった。もうすぐAが来るので、これは大変重要だ。
今朝からかなり明るく、ときおりかすかに日が差す。こんなことは3週間ぶりだ。こんな5月は生まれてこのかた憶えがない。今日はさらに雨、もしくは雷雨の予報だが、これは単なるエピソードで終わるといいと思う。ヴィスワ川の水位はゆっくりだが、絶えず下がっている。
追記。残念ながらこの洪水の大波と雨は北に移動し、現在はワルシャワを含む地方に浸水の危険が迫っている。とりわけ危ないのはワルシャワの動物園だ。
なぜなら翌日、すなわち5月1日は土曜日で、「長い週末」が始まり、雨が降り出し、それからどしゃぶりになったからだ。そして昨日まで降り続けた。
2週間後、ポーランド南部はすでに洪水警戒状態になり、ついには全面的洪水になった。
ここ2、3日、自分はここプワシュフ Płaszow の片田舎の飛び地、つまり線路とノヴォフツカ通り ul. Nowohucka の間の空間に閉じ込められていた。
ノヴォフツカ通りは3日前ヴィスワ川の防波堤が切れて浸水した。その日は朝5時にドアをドンドンたたく音で起こされ、避難になるかもしれないとおどかされた。
近道の「非合法」トンネルは降り始めから通行不可能で、「合法」トンネル(線路の下を通る)はここ4日間通れない。水曜に「合法」トンネルを見に行ってみたが、トンネル内には高さ50cmくらい水が溜まっていた。
今日は念のためまた調べに行こうと思った。昨日からほとんど降っていないし、ポンプで水を汲み出したかも? 怠惰に打ち勝って出かけたことは報われた。トンネル内は濡れてはいたものの、普通に通り抜けることができる。
近所の店では相変わらず置いてない商品をトンネルの向こうの店で買うことができたし、とうとう通常通りプワシュフ駅に行き着くことができるとわかった。もうすぐAが来るので、これは大変重要だ。
今朝からかなり明るく、ときおりかすかに日が差す。こんなことは3週間ぶりだ。こんな5月は生まれてこのかた憶えがない。今日はさらに雨、もしくは雷雨の予報だが、これは単なるエピソードで終わるといいと思う。ヴィスワ川の水位はゆっくりだが、絶えず下がっている。
追記。残念ながらこの洪水の大波と雨は北に移動し、現在はワルシャワを含む地方に浸水の危険が迫っている。とりわけ危ないのはワルシャワの動物園だ。
by nagamimi_2
| 2010-05-21 19:44
| 日々