2010年 04月 13日
葬列に拍手 |
昨日搬送されてきたのはポーランド共和国大統領の棺だけで、今日ようやくマリヤ・カチンスカ大統領夫人の遺体を乗せた飛行機が到着した。
遺体の確認作業は容易ではなかったが、家族と友人たちの話から、夫の名を彫った指輪が発見されたおかげで速やかに確認できた。
いまテレビでワルシャワのオケンチェ空港から大統領官邸に葬列が到着するところを見ているのだが、大勢の人が花を投げている。そしてポーランドにおいてはまだ奇妙なことに(俺にとっても奇妙だ)、拍手が鳴り響いている。
何度もローマに行ったことがある人たちが、尊敬すべき人と別れるときのイタリア人のやり方を真似ているのだ。
イタリアのだれか偉い人の葬儀のテレビ中継で初めてこれを見たとき、拍手にびっくりした。俺の意識では、これはだれかの死を喜んでいるように思えたからだ。
よく考えて次のような結論に至った。イタリア人は拍手することで、故人の称賛に値する人生を称えているのだ。
それで何もかも明白になった。けれどもポーランド文化においては葬式での拍手はこれからも長い間、伝統とはならないと思う。
大統領夫妻の葬儀は今度の日曜日に執り行われることに決まったが、場所はポヴォンスキ墓地の功労者の並木道なのか、建設中の神意聖堂なのか、まだ定かではない。この悲しい式には世界中から多くの首脳や高官の到着が予告されている。
遺体の確認作業は容易ではなかったが、家族と友人たちの話から、夫の名を彫った指輪が発見されたおかげで速やかに確認できた。
いまテレビでワルシャワのオケンチェ空港から大統領官邸に葬列が到着するところを見ているのだが、大勢の人が花を投げている。そしてポーランドにおいてはまだ奇妙なことに(俺にとっても奇妙だ)、拍手が鳴り響いている。
何度もローマに行ったことがある人たちが、尊敬すべき人と別れるときのイタリア人のやり方を真似ているのだ。
イタリアのだれか偉い人の葬儀のテレビ中継で初めてこれを見たとき、拍手にびっくりした。俺の意識では、これはだれかの死を喜んでいるように思えたからだ。
よく考えて次のような結論に至った。イタリア人は拍手することで、故人の称賛に値する人生を称えているのだ。
それで何もかも明白になった。けれどもポーランド文化においては葬式での拍手はこれからも長い間、伝統とはならないと思う。
大統領夫妻の葬儀は今度の日曜日に執り行われることに決まったが、場所はポヴォンスキ墓地の功労者の並木道なのか、建設中の神意聖堂なのか、まだ定かではない。この悲しい式には世界中から多くの首脳や高官の到着が予告されている。
by nagamimi_2
| 2010-04-13 21:24
| 日々