2010年 04月 11日
続・悲劇のあとで |
悲劇的な偶然の一致によって俺はカティンを我々ポーランド国民の恐ろしい宿命として扱わざるをえない。そして、その場所がある国に一度として好感を持ったことがなかった。
しかしロシア人はメドヴェージェフ大統領とプーチン首相を先頭に、この悲劇に直面して非の打ち所なく振る舞ってきたし、振る舞っている。とりわけヴラジーミル・プーチンのことを俺はもう違った目で見ている。
昨日トゥスク首相とともに事故現場に花輪を供え、蝋燭を点したとき、プーチンは胸の前で十字を切り、それから明らかに感極まってポーランドの首相を抱きしめたのだ。これは政治的演技ではなく、まさしく人間的な(そしてスラヴ的な)無意識の仕種だった。
また現在スモレンスクの空港で(テレビで見ているところだ)プーチン首相は大層厳粛なセッティングで多くのロシアの高官たちに囲まれながら、ポーランドの軍人と政治家らの代表団の臨席のもと、カチンスキ大統領の遺体の入った棺に別れを告げている。
そう、俺はもうプーチンの見方が変わった。逆説的ながら、この悲劇は手の込んだ政治的措置よりもポーランドとロシアの和解にいっそう役立ちそうに思える。
しかしロシア人はメドヴェージェフ大統領とプーチン首相を先頭に、この悲劇に直面して非の打ち所なく振る舞ってきたし、振る舞っている。とりわけヴラジーミル・プーチンのことを俺はもう違った目で見ている。
昨日トゥスク首相とともに事故現場に花輪を供え、蝋燭を点したとき、プーチンは胸の前で十字を切り、それから明らかに感極まってポーランドの首相を抱きしめたのだ。これは政治的演技ではなく、まさしく人間的な(そしてスラヴ的な)無意識の仕種だった。
また現在スモレンスクの空港で(テレビで見ているところだ)プーチン首相は大層厳粛なセッティングで多くのロシアの高官たちに囲まれながら、ポーランドの軍人と政治家らの代表団の臨席のもと、カチンスキ大統領の遺体の入った棺に別れを告げている。
そう、俺はもうプーチンの見方が変わった。逆説的ながら、この悲劇は手の込んだ政治的措置よりもポーランドとロシアの和解にいっそう役立ちそうに思える。
by nagamimi_2
| 2010-04-11 23:58
| 日々