2010年 04月 02日
続・未開の国の恐ろしい事態 |
ヴェイヘロヴォ Wejherowo 近郊に住む若い夫婦が銀行からローンを借りて、念願の家を建て始めた。すでにおおよその工事が終わっていたときになって、役所から、この建物は建築禁止の土地に建っているため解体する必要があるという通知を受け取った。
もちろん夫婦は建設に必要な許可はすべて取っていたのだが、すぐ近くにガス管が通っていることが判明したのである。以前所轄部署の女性職員が、ガス管から10メートル離れていれば十分だと言ったのだが、規則によれば20メートル必要なのであった。
役所は建物解体を命じ、銀行は住宅ローンを貸した建物の所有証明書の提示を求める。若い夫婦は絶望した。役所がミスを犯したのに、いつものごとく罪人はいない。なにより、あの女性職員はもうあの部署に勤めていないのだ。
役人のせいで市民の(文字通り)人生を破滅させておきながら、それに対してどうしてだれも責任を取らないのだろうか? 役人どもは自分のミスに対して賠償金を支払うべきだ。そうすれば自分の行いにもっと気を付けるようになるだろうが、いまのところ彼らは不可侵だ。
国がそれほどまでに公務員を保護するならば、公務員が引き起こした道義的・金銭的損害は、どうか国が補償してほしい。だがさしあたりそうなりそうにはないので、役所の「聖なる牛たち」は相も変わらず罰せられずに我が物顔で振る舞うことだろう。
もちろん夫婦は建設に必要な許可はすべて取っていたのだが、すぐ近くにガス管が通っていることが判明したのである。以前所轄部署の女性職員が、ガス管から10メートル離れていれば十分だと言ったのだが、規則によれば20メートル必要なのであった。
役所は建物解体を命じ、銀行は住宅ローンを貸した建物の所有証明書の提示を求める。若い夫婦は絶望した。役所がミスを犯したのに、いつものごとく罪人はいない。なにより、あの女性職員はもうあの部署に勤めていないのだ。
役人のせいで市民の(文字通り)人生を破滅させておきながら、それに対してどうしてだれも責任を取らないのだろうか? 役人どもは自分のミスに対して賠償金を支払うべきだ。そうすれば自分の行いにもっと気を付けるようになるだろうが、いまのところ彼らは不可侵だ。
国がそれほどまでに公務員を保護するならば、公務員が引き起こした道義的・金銭的損害は、どうか国が補償してほしい。だがさしあたりそうなりそうにはないので、役所の「聖なる牛たち」は相も変わらず罰せられずに我が物顔で振る舞うことだろう。
by nagamimi_2
| 2010-04-02 23:55
| 日々