2010年 03月 19日
温暖化の徴候 |
この冬は厳しく、しかもあてつけのように長くて毎日イライラしていたのだけれども、逆説的にこれは地球温暖化の一要素だったのだと信じている。
俺のこの考えを強めるのは、例えば『European Journal of Entomology』最新号掲載のポーランドのスズメバチの生態に関する研究といった科学論文である。
ピョトル・トリヤノフスキ Piotr Tryjanowski 教授とティム・スパークス Tim Sparks 教授 (ポズナンでも講義を受け持っているケンブリッジ大学の科学者)はスズメバチの生態を1年間研究し、通常4月末に現れるスズメバチが、現在では早くも3月末には冬の隠れ家から出てくることに気付いた。
この長い冬のあとでもそれはあり得ると思う。2週間前の夜はまだ-16℃だったが、今日の正午は+12~15℃になるという予報で、週末はさらに暖かくなるそうだ。
スズメバチの姿が見えなくなるのは10月になってからである(以前は9月だった)。ポーランドには約50種(!)のスズメバチが生息しており、そのうち13種は社会的生活を営む。スズメバチ科の90%以上を占めるのがヨーロッパクロスズメバチ (Vespula germanica)である。
写真はヨーロッパクロスズメバチの〈顔〉。
俺のこの考えを強めるのは、例えば『European Journal of Entomology』最新号掲載のポーランドのスズメバチの生態に関する研究といった科学論文である。
ピョトル・トリヤノフスキ Piotr Tryjanowski 教授とティム・スパークス Tim Sparks 教授 (ポズナンでも講義を受け持っているケンブリッジ大学の科学者)はスズメバチの生態を1年間研究し、通常4月末に現れるスズメバチが、現在では早くも3月末には冬の隠れ家から出てくることに気付いた。
この長い冬のあとでもそれはあり得ると思う。2週間前の夜はまだ-16℃だったが、今日の正午は+12~15℃になるという予報で、週末はさらに暖かくなるそうだ。
スズメバチの姿が見えなくなるのは10月になってからである(以前は9月だった)。ポーランドには約50種(!)のスズメバチが生息しており、そのうち13種は社会的生活を営む。スズメバチ科の90%以上を占めるのがヨーロッパクロスズメバチ (Vespula germanica)である。
by nagamimi_2
| 2010-03-19 20:40
| 日々