2009年 12月 20日
動物の権利 |
ここ数年クリスマス前になると、鯉の虐待に反対する大小さまざまなキャンペーンが行われる [ポーランドではクリスマス・イヴに鯉料理を食べる習慣があり、クリスマス前になるとタンク車で生きたまま輸送し売られる]。市場で(ならびに子どもたちの目の前で)鯉をハンマーでたたいて殺すことと、鯉に苦痛を与える輸送と貯蔵に反対しているのだ。
この魚はイヴの食卓に載る前に、多くの責め苦を経験している。動物の権利の擁護者たちは、魚たちが痛みとストレスを感じている、ということをメディアで訴えている。
今年、生きている鯉をビニールの買い物袋に入れることを禁止する具体的な法律が施行した。ビニール袋の中だと魚たちは家まで持ち帰る数時間の間に窒息してしまう。また法律は人道的な殺し方(?)も要求している。
これを見ると役人たちにも何らかの人間的な感情が目覚めているようだ。それでなおさら腹が立ったのが、クラクフ郊外のある農民に関するニュースである。
隣人の通報で警察がかけつけ、その農民の家で動物を非人道的に扱っている証拠を見つけた。中庭には汚れて腹を空かせ犬たちが走り回り、牛小屋では自分の排泄物にまみれて痩せた雌牛が立っていた。この農民は小豚たちを死んだ豚たちと同じ所で飼っていたし、ケージ内の鳩も死んだ鳥たちといっしょだった。
動物たちに水を飲ませる人も餌をやる人もいなかった。室内のガラス戸棚の中にはまだ生きているウサギがいたが、餌や水が得られる可能性はなかった。警察官らは敷地内で切り落とされた牛の頭を発見した。
なんでこういう人たちに動物が必要なのか? この農民は民間伝承に従って、イヴの晩に自分の犠牲者たちのところへ餌を持っていき、動物たちが人間の声で話すかどうか耳を澄ますつもりがあったのだろうか。そしたら動物たちはいったい彼に何と言っただろう?
この魚はイヴの食卓に載る前に、多くの責め苦を経験している。動物の権利の擁護者たちは、魚たちが痛みとストレスを感じている、ということをメディアで訴えている。
今年、生きている鯉をビニールの買い物袋に入れることを禁止する具体的な法律が施行した。ビニール袋の中だと魚たちは家まで持ち帰る数時間の間に窒息してしまう。また法律は人道的な殺し方(?)も要求している。
これを見ると役人たちにも何らかの人間的な感情が目覚めているようだ。それでなおさら腹が立ったのが、クラクフ郊外のある農民に関するニュースである。
隣人の通報で警察がかけつけ、その農民の家で動物を非人道的に扱っている証拠を見つけた。中庭には汚れて腹を空かせ犬たちが走り回り、牛小屋では自分の排泄物にまみれて痩せた雌牛が立っていた。この農民は小豚たちを死んだ豚たちと同じ所で飼っていたし、ケージ内の鳩も死んだ鳥たちといっしょだった。
動物たちに水を飲ませる人も餌をやる人もいなかった。室内のガラス戸棚の中にはまだ生きているウサギがいたが、餌や水が得られる可能性はなかった。警察官らは敷地内で切り落とされた牛の頭を発見した。
なんでこういう人たちに動物が必要なのか? この農民は民間伝承に従って、イヴの晩に自分の犠牲者たちのところへ餌を持っていき、動物たちが人間の声で話すかどうか耳を澄ますつもりがあったのだろうか。そしたら動物たちはいったい彼に何と言っただろう?
by nagamimi_2
| 2009-12-20 23:56
| 日々