2009年 12月 04日
だんだんひどくなる―ポーランド経済事情 |
すべてはこれでOKのはずだった。香りも悪くない。だが、適切に泡立てるために「リデル」の3倍もチューブをしぼらなくてはならないとなると、どうしようもない。
なにもかもがこんな具合だ。良くなるかわりに、時間が経つにつれてだんだんひどくなる。
共産主義政権崩壊後のポーランドにおいてありきたりで安い果物になったのがバナナだった。かなり長い間とても安く、1キロあたり2ズウォティ以下で買うことができた。ところが欧州連合が干渉しはじめ、バナナを指定された諸国から輸入することで高値を押しつけたのである。
これはバナナだけにとどまらず、他の多くの製品やサービスもEUの価格水準に合わせるという名目で値上げされている。
ただ、どうしてヨーロッパ水準の価格についてはとやかく言うくせに、ポーランド人のためのヨーロッパ水準の給料についてはだれも考えようとしないのか?
by nagamimi_2
| 2009-12-04 23:00
| 日々