2009年 09月 05日
やってのけるポーランド人に追記 |
ポーランド人の傾向については、日本の読者に説明する必要がある。社会学者たちはシチリア島のマフィア現象を、この島が何世紀にも渡って敵対するよそ者の政権に制約されてきたことによると説明する。ポーランドもそれに似ている。何世紀も我々の国は世界地図に存在しなかった。なぜなら三回にわたって、敵対する三つの大国、ロシア、オーストリア、プロシアが奪い合ったからである。我々は自国を持たなかったが、ポーランド人としての魂を持っていたし、ポーランド国民であった。
その後、しばし独立の時があり(戦間期の20年間)、そのあとナチス占領の夜がやって来た。〈独立回復〉のあと、ソヴィエト管理下のバカげた社会主義がほぼ半世紀にわたって続いた。敵対的政権と貧困と不足のこの長い年月が、ポーランド人の各世代に反射的な抵抗、策謀、何かを制限するしばしばナンセンスな規則をすり抜けるという態度を形成した。
すでに正常な時代だというのに、こうした態度は我々の中に残っている。とはいえ、ときおりいまでもバカげた規則が考え出されているし、(防衛方法としての反射的礼儀知らずも含めて)これがポーランド人から蒸発して消えてなくなるまでには、正常な国であと数世代が成長しなくてはならないのかもしれない。
その後、しばし独立の時があり(戦間期の20年間)、そのあとナチス占領の夜がやって来た。〈独立回復〉のあと、ソヴィエト管理下のバカげた社会主義がほぼ半世紀にわたって続いた。敵対的政権と貧困と不足のこの長い年月が、ポーランド人の各世代に反射的な抵抗、策謀、何かを制限するしばしばナンセンスな規則をすり抜けるという態度を形成した。
すでに正常な時代だというのに、こうした態度は我々の中に残っている。とはいえ、ときおりいまでもバカげた規則が考え出されているし、(防衛方法としての反射的礼儀知らずも含めて)これがポーランド人から蒸発して消えてなくなるまでには、正常な国であと数世代が成長しなくてはならないのかもしれない。
by nagamimi_2
| 2009-09-05 18:00
| 日々