2009年 05月 28日
真実を少々 |
自分のブログを見直してみて、いま一度、我々の隣人であり、戦間期のポーランド(第二共和国)における同胞であったユダヤ人について書くことにした。
父は俺にユダヤ人の行商人について話してくれた。彼らが背負っていた木箱には、なんとささやかな商品が入っていたことか。針と糸とボタン。彼らはこれらを家庭の主婦に提供していた。
ユダヤ人に対して我々同国人の一部が抱いている不合理な嫌悪がどこから来たか、いまならわかる。貧しいユダヤ人は一日中ポーランド人の家々を回って、安い糸やボタンを売って歩き、このつましい商売で自分の家族を養うことができた。だがポーランド人はそんなことができないばかりか、そんな仕事を恥じていたのである。ポーランド人は失業に直面しても飢えたほうがましだと思い、なんとか生活していけるイスラエルの息子たちを憎むほうを選んだのだ。
またしてもポーランド人根性だ。
父は俺にユダヤ人の行商人について話してくれた。彼らが背負っていた木箱には、なんとささやかな商品が入っていたことか。針と糸とボタン。彼らはこれらを家庭の主婦に提供していた。
ユダヤ人に対して我々同国人の一部が抱いている不合理な嫌悪がどこから来たか、いまならわかる。貧しいユダヤ人は一日中ポーランド人の家々を回って、安い糸やボタンを売って歩き、このつましい商売で自分の家族を養うことができた。だがポーランド人はそんなことができないばかりか、そんな仕事を恥じていたのである。ポーランド人は失業に直面しても飢えたほうがましだと思い、なんとか生活していけるイスラエルの息子たちを憎むほうを選んだのだ。
またしてもポーランド人根性だ。
by nagamimi_2
| 2009-05-28 21:00
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