2009年 05月 27日
役人ども |
いま地元のテレビ局で朝のニュース番組「クロニカ・クラコフスカ」を見たところだ。で、何がわかったか? そう、役人というのは特殊な人種だということだ。健全な良識が彼らの特徴であることは決してなかった。クラクフ市庁の最近の決定がこのことを証明している。
すなわち、市庁舎では全商用賃貸物件の家賃値上げが考え出された。物価はつねに上昇しているのだから、これには別に何の不思議もないはずだが、ただ問題は、その家賃が十数倍にまで跳ね上がったということである。その結果、クラクフの多くの有名な会社が廃業を余儀なくされている。つまりは倒産ということだ。
例えば、万聖広場 Plac Wszystkich Świętych にある「黄金の象の薬局 Apteka Pod Złotym Słoniem」は19世紀末に創業、1942年からずっとこの場所で営業しているが、その立派な扉を閉めざるをえない。それだけではない。この薬局には歴史的な唯一無二のすばらしい家具調度があるのだ。たくさんの引き出しがついた箪笥、商品棚、量りやガラスの水差し。だが役人どもは薬局の備品を市が買い取る可能性について考えようともしない。なにしろこれは市の存在の、市の歴史の証拠なんだよ! だが、このバカげた心ない市庁では、だれがそんなこと気にする?
すなわち、市庁舎では全商用賃貸物件の家賃値上げが考え出された。物価はつねに上昇しているのだから、これには別に何の不思議もないはずだが、ただ問題は、その家賃が十数倍にまで跳ね上がったということである。その結果、クラクフの多くの有名な会社が廃業を余儀なくされている。つまりは倒産ということだ。
例えば、万聖広場 Plac Wszystkich Świętych にある「黄金の象の薬局 Apteka Pod Złotym Słoniem」は19世紀末に創業、1942年からずっとこの場所で営業しているが、その立派な扉を閉めざるをえない。それだけではない。この薬局には歴史的な唯一無二のすばらしい家具調度があるのだ。たくさんの引き出しがついた箪笥、商品棚、量りやガラスの水差し。だが役人どもは薬局の備品を市が買い取る可能性について考えようともしない。なにしろこれは市の存在の、市の歴史の証拠なんだよ! だが、このバカげた心ない市庁では、だれがそんなこと気にする?
by nagamimi_2
| 2009-05-27 20:00
| 日々