2009年 04月 02日
虚構の窓口 |
ポーランドで自分の会社を設立するのに関わる面倒について以前書いたことがある。昨日副首相がこうした問題について誇らしげにこう自慢した。いまや我が国では他のヨーロッパの国々と同じく、何もかも一つの窓口で片付けることができる。だがテレビ局が役所にスタッフを送り込み、将来の企業家たちにどんな様子かと尋ねたら、そう喜んではいられないということがわかった。政府は良かれと思ってそうしたのかもしれないが、その結果はいつものごとくである。「容易にした」というのは純粋なフィクションである。無論、窓口は一つだが、そこにいたるまでは行列もある。記入用紙はあまりに詳細かつ複雑なため、自分一人で記入するのは不可能で、女性事務員に手伝ってもらわねばならない。そのあとは以前通り、つまり請願者はやはり自分でZUS[社会保険庁]と財政局に足を運ばねばならないのだ。請願者たちは前よりむしろ悪くなったと嘆いていた。ほらやっぱり我が国ではいつものごとく、我々がつかまされるのは絶えず同じク……なのだ! 大いなるナンセンスと虚構である。
by nagamimi_2
| 2009-04-02 21:00