2009年 02月 03日
スキャンダル |
我が国ではどんなこともあり得る。しかしこれには賛同しがたい。ファシスト的見地とネオナチ的系譜を持つ青二才が公共テレビに君臨しているのだ。
31歳のピョトル・ファルファウ Piotr Farfał (職場では「ファルフォツェル Farfocel」と呼ばれている)は、中等学校卒業前にネオナチ的雑誌「フロント Front」(写真はその一部)を出版し、スキンヘッズや偽サポーターらの戦闘部隊に関係して、政治やリベラルな団体とのあらゆるもめ事に参加していた。
その後、出世のために自分の仲間たちを裏切り、「全ポーランド人 Wszechpolacy」、すなわちロマン・ギェルティフ Roman Giertych 党首のLPR [Liga Polskich Rodzin ポーランド家族同盟] の攻撃的な若者の別棟に移った。「全ポーランド人」とはファシスト的色合いを帯びた戦前の組織を復活させたもので、なによりも反ユダヤで、国粋主義で外国嫌いである。
カチョル [カチンスキ] の「法と正義 PiS」+ギェルティフのLPR+レッペルの「自衛」の連立政権時代に、公共テレビは「法と正義」のプロパガンダ・メガホンとなり、そのまま残った。
だが最近、これまでの連立政党間で内部抗争が起き、「自衛」はLPRとともに「法と正義」の人たちをテレビ界から追い出しはじめた。公共テレビは数か月間、幹部不在だったが、ついにこのとても重要な機関の局長に突如決まったのが、ネオナチ主義者のファルフォツェルだったのである。
まともな人たちにとってこれはショックだ。テレビ業界で働く人たちは最初恐れおののいていたが、いまはこの局長をほめたたえている。なぜなら彼らを解雇しなかったうえ、驚いたことに、自分の「全ポーランド人」の仲間をさほど多くは採用しなかったからだ。なんてこった、オーストリアは自国のイェルク・ハイダーを恥じたが、いまや我々がファルフォツェルを恥じることになるとは。
追伸。かつてパブでの宴会でピョトル・ファルファウが右手を上げ、ナチの挨拶「ハイル・ヒトラー」とやっているところを写真撮影されたという事実さえ、管理委員会や他の上級機関の妨げにはならないのだ。
31歳のピョトル・ファルファウ Piotr Farfał (職場では「ファルフォツェル Farfocel」と呼ばれている)は、中等学校卒業前にネオナチ的雑誌「フロント Front」(写真はその一部)を出版し、スキンヘッズや偽サポーターらの戦闘部隊に関係して、政治やリベラルな団体とのあらゆるもめ事に参加していた。
その後、出世のために自分の仲間たちを裏切り、「全ポーランド人 Wszechpolacy」、すなわちロマン・ギェルティフ Roman Giertych 党首のLPR [Liga Polskich Rodzin ポーランド家族同盟] の攻撃的な若者の別棟に移った。「全ポーランド人」とはファシスト的色合いを帯びた戦前の組織を復活させたもので、なによりも反ユダヤで、国粋主義で外国嫌いである。
カチョル [カチンスキ] の「法と正義 PiS」+ギェルティフのLPR+レッペルの「自衛」の連立政権時代に、公共テレビは「法と正義」のプロパガンダ・メガホンとなり、そのまま残った。
だが最近、これまでの連立政党間で内部抗争が起き、「自衛」はLPRとともに「法と正義」の人たちをテレビ界から追い出しはじめた。公共テレビは数か月間、幹部不在だったが、ついにこのとても重要な機関の局長に突如決まったのが、ネオナチ主義者のファルフォツェルだったのである。
まともな人たちにとってこれはショックだ。テレビ業界で働く人たちは最初恐れおののいていたが、いまはこの局長をほめたたえている。なぜなら彼らを解雇しなかったうえ、驚いたことに、自分の「全ポーランド人」の仲間をさほど多くは採用しなかったからだ。なんてこった、オーストリアは自国のイェルク・ハイダーを恥じたが、いまや我々がファルフォツェルを恥じることになるとは。
追伸。かつてパブでの宴会でピョトル・ファルファウが右手を上げ、ナチの挨拶「ハイル・ヒトラー」とやっているところを写真撮影されたという事実さえ、管理委員会や他の上級機関の妨げにはならないのだ。
by nagamimi_2
| 2009-02-03 20:00