2009年 01月 23日
上司の責任? ならば辞任せよ! |
数年前ポーランドにおいて、身代金目的で精肉業者の息子(成人)が誘拐された。この事件が大変有名になったのは、ギャングたちが30万ユーロの身代金を受け取ったにもかかわらず、誘拐した息子を殺したことが、2年後に明らかになったときである。続く数か月間の無能、かつ、むしろわざと誤った捜査ののち、この件の捜査は別の町に移され、そこの警察官たちが犯人逮捕に至った。
ギャングたちがだれかの指図で動いていたことは明白だったのに、今日までだれの指図なのかわからないということで、余計にこの事件は有名になった。また捜査を間違った軌道に引き込んだ人物、誘拐犯をかばった人物も不明である。捜査の筋道の多くは秘密にされ、誘拐された被害者の家族には開示されなかった。
その後、ギャング一味のリーダーと目される男が刑務所内で自殺、続いてもう1人が自殺し、3日前に3人目にして最後のメンバーが、監視カメラで厳重に見張られた独房で首つり自殺した。その男の仲間も監視されていたが、彼がみずから、あるいはだれかの助けであの世に行くのに何の障害もなかった。ギャングの1人が自殺(?)する前日、刑務所内のちょうどこの部分の複数の監視カメラが故障したという事実が注意を引く。
3人目が死んだあと、メディアと国会で嵐が吹き荒れた。刑務所長と看守たちは職を失った。これは当然だろう。しかし法務大臣の(強制的)辞職は正当かどうか疑わしいと思う。トゥスク Tusk 首相はパニックに陥り、法務大臣のこの辞職はやりすぎた。なぜならチフィョンカルスキ Ćwiąkalski 法相はどうやってもこの刑務所内の事件に影響を及ぼすことはできなかったからだ。この辞職の正当性を問われてトゥスクは、こういう場合つねに罪ある者の上司が責任を取るのだと答えた。ならば首相! チフィョンカルスキ法相に罪があり、あなたが彼の上役であるなら、いまやあなたが辞職する番ですよ。何をぐずぐずしているのですか?
誘拐されて殺された被害者の家族(オレヴニク Olewnik 家の両親と姉)は一連の自殺が「自発的な」ものだとは信じていない。真実を求めてなおも戦っている。彼らの息子にして弟の名はクシシュトフ Krzysztof といった。
ギャングたちがだれかの指図で動いていたことは明白だったのに、今日までだれの指図なのかわからないということで、余計にこの事件は有名になった。また捜査を間違った軌道に引き込んだ人物、誘拐犯をかばった人物も不明である。捜査の筋道の多くは秘密にされ、誘拐された被害者の家族には開示されなかった。
その後、ギャング一味のリーダーと目される男が刑務所内で自殺、続いてもう1人が自殺し、3日前に3人目にして最後のメンバーが、監視カメラで厳重に見張られた独房で首つり自殺した。その男の仲間も監視されていたが、彼がみずから、あるいはだれかの助けであの世に行くのに何の障害もなかった。ギャングの1人が自殺(?)する前日、刑務所内のちょうどこの部分の複数の監視カメラが故障したという事実が注意を引く。
3人目が死んだあと、メディアと国会で嵐が吹き荒れた。刑務所長と看守たちは職を失った。これは当然だろう。しかし法務大臣の(強制的)辞職は正当かどうか疑わしいと思う。トゥスク Tusk 首相はパニックに陥り、法務大臣のこの辞職はやりすぎた。なぜならチフィョンカルスキ Ćwiąkalski 法相はどうやってもこの刑務所内の事件に影響を及ぼすことはできなかったからだ。この辞職の正当性を問われてトゥスクは、こういう場合つねに罪ある者の上司が責任を取るのだと答えた。ならば首相! チフィョンカルスキ法相に罪があり、あなたが彼の上役であるなら、いまやあなたが辞職する番ですよ。何をぐずぐずしているのですか?
誘拐されて殺された被害者の家族(オレヴニク Olewnik 家の両親と姉)は一連の自殺が「自発的な」ものだとは信じていない。真実を求めてなおも戦っている。彼らの息子にして弟の名はクシシュトフ Krzysztof といった。
by nagamimi_2
| 2009-01-23 20:00