2012年 09月 08日
ライオンの糞に対する需要 |
われわれ人間はこれまで動物がいた地域にしだいに侵入している。動物がいなかった場所に、かつていた所に、あるいは、まだ森や草原である所に新しい建物を建てる。 動物たち、たとえばテンは、なおもその地域を自分の縄張りとみなし、「適応」しようとする。すなわち、そうした建物の天井裏や屋根裏やガレージに住みつくのだ。
彼らは屋根の断熱材に通路を掘ったり、自動車の板金の下の断熱材をかじったりもする。車のボンネットの下に食べかけの鳥などが見つかることもある。
そうした建物の住人は夜中に何かがこすれる音や引っかく音、かん高い鳴き声で起こされる。こうしたことすべてにはどうにもうまく対処できない。 最近クラクフ市内のこうした建物の悩める住民の間で、テンに効果的な忌避剤はライオンかトラの排泄物である、という仮説が広まった。なぜならテンは肉食獣なので、より大きな肉食獣を恐れるからである。
その結果、クラクフ動物園にライオンかトラの糞を譲ってほしい、もしくは売ってほしいという電話が殺到した。
動物園の園長はその理論は信用するものの、あいにくいかなる動物の排泄物も譲渡することはできないと断っている。「うちの動物園の大型ネコは健康ですが、しかしこれは生物由来物質ですから、感染の可能性があるものとして法律に従って廃棄しなければなりません」
クラクフの住民はこの分野での法改正を求めているが、市当局はそれについて何も手出しできない。行き詰まり。
『ガゼタ・ヴィボルチャ』紙の記事を読んで。
彼らは屋根の断熱材に通路を掘ったり、自動車の板金の下の断熱材をかじったりもする。車のボンネットの下に食べかけの鳥などが見つかることもある。
そうした建物の住人は夜中に何かがこすれる音や引っかく音、かん高い鳴き声で起こされる。こうしたことすべてにはどうにもうまく対処できない。
その結果、クラクフ動物園にライオンかトラの糞を譲ってほしい、もしくは売ってほしいという電話が殺到した。
動物園の園長はその理論は信用するものの、あいにくいかなる動物の排泄物も譲渡することはできないと断っている。「うちの動物園の大型ネコは健康ですが、しかしこれは生物由来物質ですから、感染の可能性があるものとして法律に従って廃棄しなければなりません」
クラクフの住民はこの分野での法改正を求めているが、市当局はそれについて何も手出しできない。行き詰まり。
『ガゼタ・ヴィボルチャ』紙の記事を読んで。
by nagamimi_2
| 2012-09-08 23:55
| 日々