2009年 09月 04日
商売だけじゃない―ガレリア・クラコフスカの展示 |
俺が気に入っているのは、3年前にオープンした「ガレリア・クラコフスカ Galeria Krakowska」 [クラクフ中央駅前のショッピングモール] が開店当初からその広大な面積を商業目的だけではなく、さまざまな展示のために使用していることだ。そうした展示は共同企画したり、外部の企画に空間を使用させたりしている。俺がいちばん気に入ったのは、2年前に展示された、厚いボール紙製のさまざまな巨大な動く機械だった。
9月1日からガレリアには中国の秦の始皇帝のテラコッタ製の軍隊 [兵馬俑] の戦士たち(レプリカ)が立つ。8000人の素焼きの兵士たちは1000年間地面に埋まっていた。1974年、井戸を掘っていた人たちが偶然彼らを発見したのだ。各々の兵士はそれぞれ違った顔をしており、感情があらわで、さまざまな部隊に属し、さまざまな装備を持っている。また軍に随伴した医師やその他民間人の姿もあった。すべての像が元来彩色されていたが、地面から掘り出したら色を失ってしまった。発掘地全体がかつては〈世界8番目の奇蹟〉と呼ばれた。像の複製はガレリアに9月27日まで立っているので、もしかしたら見る機会があるかもしれない。
by nagamimi_2
| 2009-09-04 19:30
| 日々